

次世代リーダー社員座談会
入社4・5年目の社員4名によるクロストーク。
それぞれが経験から学んだことや気付いたことを語ってもらいました。
KWEでの仕事を通じて、どんな世界が広がっているのか。ぜひ、先輩の姿から感じ取ってください。※この座談会は2025年7月に実施されました。


鷲北 一貴Kazuki Washikita
輸出営業部
鷲北 一貴Kazuki Washikita
輸出営業部
2020年入社。入社後は輸出営業部 京浜輸出営業所に配属。セールスサポートを経て、営業として大手企業の輸出フォローや新規開拓を行う。入社4年目から本社に異動し、東アジア・東南アジア地域に向けたマーケテイング・営業を担当。


赤瀬川 勝輝Katsuki Akasegawa
輸入営業部
千代田輸入営業所
赤瀬川 勝輝Katsuki Akasegawa
輸入営業部 千代田輸入営業所
2020年入社。入社後は東京輸入通関センターに配属。入社3年目に海外研修で上海へ。海外研修から帰国後は輸入営業部 千代田輸入営業所に所属し、カスタマーサービスを経て、営業を担当。


田中 陽大Akihiro Tanaka
経理部
田中 陽大Akihiro Tanaka
経理部
2021年入社。入社後は東京輸入通関センターに配属。入社3年目に、キャリア・チャレンジ制度※を利用して、現在の経理部へ。※人材を募集している部署に対して、社員が自発的に応募できる制度。社員の自律的なキャリア形成を目的としています。


丸川 泉Izumi Marukawa
情報システム部
丸川 泉Izumi Marukawa
情報システム部
2020年入社。入社から現在まで情報システム部に所属。輸入部門のシステムを担当し、入社当初は開発が中心だったが、現在は運用をメインに行う。


グローバルを舞台に
モノを届ける。
人の役に立つ仕事って、
面白そう。


鷲北:今回集まった4人とも入社年度は近いけど、担当業務はバラバラですよね。そもそも、皆さんはどんなところに惹かれてKWEに入社しましたか?
赤瀬川:そうですね。私は学生時代から「海外で働きたい」と思っていて、海外研修制度を活用しながら、若手からグローバルに活躍できるKWEに入社しました。2022年秋に念願の海外研修生に選抜され、1年間上海へ。帰国後はカスタマーサービスを経て、輸入営業担当として既存のお客様の維持・拡販と新規営業に従事しています。
丸川:私は留学先のLAのロングビーチにあるインターン先で、広い港から物が運ばれるのを見て、国際物流に興味を持つようになりました。KWEでは、情報システム部で輸入部門のシステムの運用を担当し、既存システムの保守・運用、法改正に合わせた改修、新規システムへの刷新、そしてトラブル対応を主に行っています。営業部から新サービス用に「こんなシステムがほしい」という相談もあり、いろんなプロジェクトに関われているなと感じます。


鷲北:私も学生時代にアメリカでの留学とタイでのインターンを通じて、海外にいても日本の商品が買えることをきっかけに物流業界に興味を持つように。入社以来、輸出営業部に所属し、現在は本社で担当エリアである東アジアや東南アジア地域に対して「いかに航空貨物の輸出を増やしていくか」をミッションにさまざまな施策を考えています。
田中:私が就職活動を始めた頃は、漠然と「誰かの役に立つ仕事がしたい」と考えていました。さまざまな業界を見る中で、「物流は全ての産業を支える“共通解”であり、多くの人の役に立てる!」と思い、KWEに入社しました。入社3年目の時に「キャリア・チャレンジ制度」を利用して、現部署の経理部に。現在は海外精算チームで海外現地法人や代理店の精算業務に携わっています。最初は「経理業務や海外の経験もない中で海外担当者とやり取りできるだろうか?」と不安でしたが、先輩から手厚くサポートいただいたり翻訳ソフトを活用しながら徐々に慣れていきました。


世界中のKWEと働く人、
経理やシステムで
会社の基盤を守る人。


鷲北:それぞれ、いろいろな経験をしていますよね。その中でも印象に残っていることは何ですか?
赤瀬川:印象的だったのは、上海での研修です。もともと、留学経験があり英語に苦手意識はありませんでしたが、入社時に配属となった通関センターではほぼ使う機会がなくて。上海では英語のみならず中国語も駆使しないといけない。また、日本からの研修生はカスタマーサービスやオペレーションなど幅広い業務を担当しており、日本からのあらゆる問い合わせを受けるため、勤務時間中は頭をフル回転させていました。でも、そうしてさまざまな業務を通じて多くの現地スタッフと協業することで彼らとの絆も深まり、上海・中国における航空・海上・輸出入のことは「わからないことがない」と言えるくらい、全体像をつかめた経験でした。
鷲北:私は東アジア各国に出張する機会があります。日本からもWeb会議にて提案はできますが、やはり対面で話すことが重要です。さらに国によって価値観は異なります。台湾や韓国では重視されるのは「人」。誰がどんな体制でサポートしてくれるのか?を気にされる傾向があります。一方、シンガポールやマレーシアは合理的で、「メリットやデメリットをはっきり教えて」というスタンス。また、タイは「タイ語でやり取りできるか?」も重要。国ごとの特性が見えてくると仕事の面白さも倍増しますね。


赤瀬川:上海の研修でも、中国語の単語を覚えるたび、現地スタッフに喜ばれました。つたなくても、現地の言葉で会話をすると心を開いてくれますよね。
田中:私はやはり、キャリア・チャレンジ制度を利用しての経理部への異動が印象的ですね。担当している海外への支払業務は、配送会社や代理店へ期日までに支払処理を行うのですが、会計データを読み解くのにも一苦労。例えば、三国間貿易の手続きでは仕組みがわからず、「なぜこの国から請求が来ているのか?」と戸惑うことも。部内の先輩や営業の方に質問しながら会計データを読み解く中で、俯瞰して貨物やモノづくりの流れを知る面白さに気付きました。経理は社内のさまざまな業務と密接している仕事。貴重な経験ができていると日々感じます。
丸川:私はシステムに関する問い合わせから学ぶことが多いですね。それは、普段見えない「現場の人たちがシステムを使っているところ」が見えるからです。例えば、「通関データを登録したいけどエラーになる」という問い合わせで、詳しく聞くと貨物遅延によるイレギュラー情報を登録したいというケース。対処法を考えるには、その背景を知ることが大事です。業務に応じて機能を見直していると、システムは生き物だなと感じます。また、システムトラブルが起きた際の復旧作業は、現場のオペレーションに応じて被害を最小限に抑えて行う、まさにシステム開発部の腕の見せ所。まだベテラン社員の域には達しませんが、一つひとつの相談からスキルを吸収中です。


事業が俯瞰的に見えたり、
他国の個性が見えたり。
視界が広がる4・5年目。


丸川:皆さんの印象に残った話を聞いて、どのエピソードにも情報システム部が関わっているなと感じました。日本のみならず海外研修生や海外スタッフも使用するグローバルシステムの改修を行ったり、鷲北さんが考えている新サービス用のオペレーションのシステムをつくったり。田中さんが日頃使っている経理システムの保守運用も。皆さんの成功体験を聞くと「役に立ててよかった」とやりがいを感じます。皆さんがやりがいを感じる時ってどんな時ですか?
田中:私がやりがいを感じるのは、経理として成長を実感できた時です。例えば、会計データ上で海外代理店への支払金額と請求金額がずれていた時に、「営業の方にはこう聞いた方がわかりやすいかな?」と考えて話すのを心掛けています。話し方を変えられるようになったのも、貨物の流れを俯瞰して見えるようになったから。経理と営業両方の視点で会計データを読み解けるようになったことは、自信につながっています。


田中:私がやりがいを感じるのは、経理として成長を実感できた時です。例えば、会計データ上で海外代理店への支払金額と請求金額がずれていた時に、「営業の方にはこう聞いた方がわかりやすいかな?」と考えて話すのを心掛けています。話し方を変えられるようになったのも、貨物の流れを俯瞰して見えるようになったから。経理と営業両方の視点で会計データを読み解けるようになったことは、自信につながっています。
赤瀬川:営業なので、お客様に合うアプローチを考え、それが評価されて契約につながった時にやりがいを感じます。そして、契約は海外法人の対応の早さなど、多くの人の支えがあって獲得できるもの。契約が決まった後も、国籍も価値観も違う人たちと、連携を取りながら安定した品質をお客様に届けなくてはなりません。現地スタッフの方と、時には仕事以外のことも話してお互いのことを知りながら関係を深めていくことも面白さの一つですね。
鷲北:私も、多くの人を巻き込んで一緒に成し遂げていくことに面白さを感じます。差別化が難しいフォワーダー業界において新しい施策を考えるのは難しいですが、2024年に開始した「輸送の可視化サービス」はお客様や社内関係者の声をもとに実現したもの。これは、貨物にラベル型デバイスを貼り、輸送の際に受ける衝撃や温度変化などをリアルタイムで確認できるサービス。貨物の扱いに細心の注意を払う半導体やヘルスケア以外にも、貨物輸送のトラッキングを求めているお客様にご提案していきたいです。

「まずはやってみよう」
の文化だから、
失敗を恐れず挑戦できる。

「まずはやってみよう」
の文化だから、
失敗を恐れず挑戦できる。
赤瀬川:仕事をしていて、KWEに対してお客様や取引先、社会からどんなことを期待されているな、と感じますか? 私が日頃感じるのは「物流の2024年問題」によるドライバー不足。この社会問題を解決するために、業界のリーダーとしてDXを活用して効率化できたらと感じています。
鷲北:私は、「環境」に対して何ができるのか問われる機会が増えてきたと感じます。最近では、SAF(Sustainable Aviation Fuel/持続可能な航空燃料)や繰り返し使用が可能な梱包材をご提案したことも。また、アジア地域に出張した時に、街中でEVトラックを多く見かけ、日本より進んでいると感じました。そういった取り組みや環境に配慮したサービスメニューを増やしていくことが大事だと思います。
田中:お客様から「環境」に対して何ができるのか期待されているからこそ、社内の環境への取り組みも大事ですよね。その一環として、経理部ではペーパーレス化を進めています。経理部は会計伝票など印刷紙が多い部署。これらを電子化することで、年間相当量の紙の使用を削減できるように。しかし、紙だと確認が楽だったけど、パソコンの画面上だとデータが見づらいという運用上の課題も出てきました。こうした業務フローとペーパーレス化の両立を今、部署内の管理職から若手まで一体となって進めているところなので、社内にも発信できたら良いなと思います。


丸川:KWEの強みは、お客様に合わせて柔軟なサービスを提案できることだと思います。その分、システムが複雑化して重くなるなどの課題もあります。システムは5年、10年、稼働するのは当たり前ですが、サービスもIT技術も変化していくので盤石な仕組みをつくっていきたいです。例えば、抽出したグローバルデータから、企業経営における意思決定をよりスピーディーにできるよう、システムが支援できるかもしれません。そのためには各部署の業務を把握することが重要です。システムを通じてビジネスを加速させていくことが、求められていることだと思います。
鷲北:丸川さんの言う通り、KWEらしさって「とにかくやってみよう」という考えが社内に浸透していることだと思います。お客様からご相談を受ける時に「他の会社に難しいって言われて…」から始まることが多いし、私自身「無理」を禁句にしています。お客様の要望を叶えるには誰の力を借りれば良いか考えるのが営業の仕事。上手くいった時には関係者全員に共有して、一緒に喜びます。「人」が勝負の会社ですよね。
田中:それに、フットワークの軽い会社ですよね。経理部のペーパーレス化などプロジェクトに関しても積極的に若手のアイディアや意見を聞いてくれます。試行錯誤しながら課題は出てきますが、組織の目的を達成するところまで任せてくれる。
丸川:営業や経理、オペレーション部隊の人たちの「やってみよう」というチャレンジから、私たち情報システム部も刺激を受けています。システムを通じてその情熱に応えていきたい。社内を360度、ぐるっと見渡しながらさまざまなプロジェクトに関われることにやりがいを感じます。
赤瀬川:とにかくKWEは「走って考える」社風。就職活動で「KWEって面白そう」「自分に合いそう」と感じたら、まずは応募してみるのが良いと思います。