

若手社員座談会
2024年に入社した若手社員4名が集まり、就活時の迷いや入社後に感じたリアルな本音を語り合いました。
少し先を歩く4人の先輩の話の中に、就活中の皆さんにとってのヒントが見つかるかもしれません。※この座談会は2025年7月に実施されました。


井手 歩美Ayumi Ide
輸出営業部
すみだ輸出営業所
井手 歩美Ayumi Ide
輸出営業部 すみだ輸出営業所
大学では中国語と国際的な社会問題について学び、台湾への留学も経験。
最近は自炊に力を入れており、得意料理はガパオライス。


三好 大晴Taisei Miyoshi
輸入営業部
城東輸入営業所
三好 大晴Taisei Miyoshi
輸入営業部 城東輸入営業所
大学では国際文化を専攻し、卒論では「ロヒンギャ難民」について研究。
話題の鬼退治映画を観るため、現在アニメを復習中。


田崎 光裕Akihiro Tasaki
経理部
田崎 光裕Akihiro Tasaki
経理部
大学ではマーケティングを専攻し、ゼミでは企業の経営分析に取り組む。
最近はエスニック料理店を開拓中。


関 亮哉Ryoya Seki
情報システム部
関 亮哉Ryoya Seki
情報システム部
大学では地質学を専攻し、写真と自転車のサークルに所属。
最近レコードプレーヤーを購入し、アナログ音源の魅力にどっぷり浸かる毎日。
自分の心が赴くままに、
知的好奇心と
情熱に満ちた大学生活。


三好:今回の座談会は、就活生に若手社員のリアルな声をお届けするために、2024年新卒入社の4人で集まりました。まずは、皆さんはどんな大学生活を過ごしていましたか。
関: 私は自転車サークルの活動に夢中でした。長期休暇に、仲間とテント泊をしながら自転車で日本横断したこともあります。夏休み中の旅では台風に見舞われることもあり、その対応が勝負どころでした。台風の接近が予想されると、天気予報をこまめに確認し、進路を見極めながら柔軟にルート変更し、どうにか避けて進んでいました。台風で足止めされて宿に泊まるのは、なんだか負けた気がして嫌だったんですよね。
田崎:テント泊で日本横断って、すごいですね。私もいろいろな場所を訪れるのが好きで、大学時代はよく旅行に出かけていました。国内では自然豊かな場所でリフレッシュすることが多く、初めての海外旅行では、トルコに3週間滞在したこともあります。
三好:初の海外旅行で、トルコに3週間!?
田崎:はい、ドミトリーに泊まりながら旅していました。行き当たりばったり。でも、それが面白くて。トルコ国内をいろいろ巡ったので、内陸の地域も海沿いの街も訪れることができました。同じ国でも地域で文化がまったく異なる、それを肌で感じられたのは貴重な体験でした。
三好: 私は国際文化を専攻していたので、トルコについても少し学んでいて親しみを感じます。ほかにも、イギリスやフランス、韓国など、いろいろな国の社会問題について幅広く学んでいました。あとは、某有名古本チェーンでのアルバイトにも力を入れていて、学生としてはなかなか働いた方だと思います。
井手:私も国際的な社会問題について学んでいましたし、アルバイトも熱心にやっていたので、三好さんとは共通点が多いと感じます。あとは、国際ボランティアのサークルに所属し、貧困地域の子どもたちを支援するために、そのお母さんたちが手づくりした商品を日本で販売する活動も行っていました。3年生の時には台湾留学もしました。アルバイトの一つとして神社の巫女さんをやっていたことから、海外における神社文化に関心を持つようになり、留学先でもそのテーマで研究を続けていました。


「本当に自分が
やりたいことは何か?」
大切な選択だからこそ、
迷いも葛藤も生まれる。
それが就活のリアル。
「本当に自分がやりたいことは何か?」
大切な選択だからこそ、迷いも葛藤も生まれる。
それが就活のリアル。



三好:皆さん、それぞれが充実した大学生活を送っていたようですが、就活はいつ頃から始めていましたか。
関:私は3年生の夏からです。理系ではありますが、専攻分野に直結する職種に就くことは自分の志向とは異なると感じ、幅広い業界・企業を視野に入れて就活を進めることにしました。とはいえ、「じゃあ何がやりたいのか」と聞かれると、就活を始めた当初はまったく答えが出ませんでした。
田崎:私も同じです。就活を始めたばかりの頃は、自分が何をしたいのかわからなくて。関さんは、そんな中でどうして物流業界に興味を持つようになったのですか。
関:父が海外転勤している姿を見ていたので、自分もグローバルに活躍したいと思うようになりました。そこから、「国と国をつないでいるものって何だろう?」と考えた時に、物流だ、と気付いたんです。そこから、物流業界を視野に入れるようになりました。
井手:私も、3年生の夏に就活をスタートしました。グローバルに働きたいという想いがあったので、最初はメーカーや商社を中心に見ていました。そんな中、ある商社の説明会でフォワーディングという仕事を知りました。フォワーディングについて調べるうちに、世界経済とつながるダイナミックさに惹かれ、「自分もやってみたい」と思うようになりました。


三好:私も他社のインターンでフォワーダーの存在を知りました。就活を始めたばかりの2年生の冬は、海運業界を志望していました。しかし調べるうちに、フォワーディングは海運以上にお客様との距離が近く、強いつながりを持って働ける点に魅力を感じるようになりました。さらに、船だけでなく航空も扱える点にも惹かれ、最終的にはフォワーディング業界に絞って選考を進めました。
田崎:私の場合、就活を始めた当初は方向性に迷っていましたが、最終的には「世の中を裏から支える仕事がしたい」という想いが、自分の軸になりました。高校までサッカーで守備を担当しており、ミスが許されない分、強い責任感を持って取り組んでいました。そんな経験から、縁の下で支える仕事が自分に合うと感じ、物流やIT業界に興味を持つようになりました。
井手:ITではなく物流を選んだ理由は?
田崎:日本は資源も食料も多くを海外に頼っているので、輸入がないと生活が成り立たない。だからこそ、物流は社会を支えるインフラとして本当に欠かせない存在だと思ったからです。さらに、物流の中でも船会社や航空会社よりも、輸出入全体の流れを実際に調整するフォワーダーのほうが面白そうだと思い、志望するようになりました。
仕事を熱く語る先輩。
しっかり向き合ってくれた人事。
それが、この会社に惹かれた瞬間。


三好:どうしてKWEに入社を決めたのですか。
田崎:最終的な決め手は、社員の人間的な魅力です。特に印象的だったのが、二次面接の面接官。アメリカ駐在の経験や仕事への向き合い方を語る姿に、仕事への誇りや信念を感じました。「私もこんな社会人になりたい」と思い、同じ業界の他社も受けていましたが、KWEから内定が出たらここに入社しようと決めました。
井手: 私も、面接を担当してくれた社員との会話が入社の後押しになりました。他社よりも対話の機会が多く、些細な質問にも丁寧に答えてもらえました。私の場合、「本当にグローバルに活躍できる環境かどうか」が非常に重要な軸だったので、その点について納得いくまで確認することができました。また、そのように私の疑問や想いに真摯に向き合ってくれる姿を見て、「ここなら自分らしく働けそうだ」とも感じました。
関:私も、KWEの社員は話をしっかり聞いてくれるという印象を持ちました。対話を大切にする姿勢に安心感を覚え、「こういう人たちと一緒に働きたい」と感じ、入社を決めました。
三好:皆さんと重なりますが、私も就活では「人」を最も重視していました。KWEの座談会やインターンでお会いした社員全員が、仕事に対して熱意とプロ意識を持っていて、その姿勢に強く惹かれました。ここでなら、一緒に働く方々から刺激を受けながら自分も成長できそうだと感じ、入社したいと思いました。


いま伝えたい。
働いて見えてきたこと、
変わってきたこと。


田崎:入社してから、あっという間に1年以上が経ちました。最近ようやく、自分の仕事の意味や役割が見えてきた気がします。経理部に配属となった当初は、正直「地味な仕事かもしれない」と感じていましたが、今では、企業の資金や取引に関する情報を正確に記録・管理する自身の仕事が、会社が経営判断するための土台を支えていることを実感しています。俯瞰して自分の仕事を見られるようになり、やりがいも感じられるようになりました。
関:私も、この1年で仕事への意識が大きく変わりました。入社当初はITの知識がほとんどなかったため、業務を難しく感じることもありました。自分で勉強を重ね、ITパスポートや基本情報技術者試験にも挑戦する中で、専門用語や業務の背景も理解できるようになってきました。最近では海外のIT部門とのやり取りや、社内の大型プロジェクトにも携わるようになり、自分の仕事が会社にどう貢献しているのか、実感できるようになっています。
井手:入社当初と比べて、任される業務の範囲や責任が大きくなり、着実に自身の成長を感じています。最近では、自分一人でお客様を担当する機会が増えてきました。フォワーダーの仕事では、天候などやむを得ない事情によって遅延が発生することもあります。その場合、お客様に状況をしっかり説明し、納得していただかなければなりません。そのためには、丁寧に説明する力に加え、日頃から信頼関係を築いておくことがとても大切だと感じています。

三好:私はちょうど1年目が終わる頃に、難しい案件を自分が責任を持って担当する機会がありました。イギリスから1万本以上のウイスキーを航空便で急ぎ輸入しなければならない案件があり、私は、その航空輸送の日本側を担当しました。イギリスとは時差もあるため、現地スタッフと深夜や早朝も含めて何度も連絡を取り合い、書類の準備や調整を迅速に進めていきました。初めての経験で戸惑うことも多かったものの、時間の制約に追われながらも無事に期日内に納品することができました。納期に対する重圧もありましたが、このような大きな仕事を任せてもらえたことに感謝していますし、この経験がその後の自信にもつながっています。
関:私たち若手社員のことを新人扱いせず、一人の戦力として信頼してくれる環境だと感じています。任される業務のミッションの高さに、正直おじけづいてしまうこともあります。たとえ間違ってしまっても、先輩や上司が必ずリカバリーしてくれるという安心感があるから、思い切って挑戦できます。だから、新人である自分でも会社に貢献できている実感を持てているのだと思います。
田崎:KWEって、本当に若手の挑戦を全力で応援してくれる環境だなってつくづく感じますね。
就活生へのアドバイス


関:就活では、できるだけ多くの企業や人と実際に会ってみることをお勧めします。最近はインターネットや書籍などさまざまな情報が溢れていますが、直接社員の方から話を聞くことで、イメージが大きく変わることもあります。面談やOB訪問など、少しでも興味を持った企業には積極的に足を運んでみてください。
井手:希望の職種や業界だけにこだわらず、少しでも気になった分野は見ておくと良いと思います。実際、入社後に就活で見聞きした業界や企業と関わる機会も多く、当時得た知識が思わぬ場面で役立つことがあります。そうした「知っている」という土台が、働く上での視野の広さにもつながっていると感じます。
田崎:あとは、焦り過ぎないことも重要です。周囲の環境によっては、焦ってしまったり、不安になってしまったりすることもありますが、適度にリフレッシュすることも忘れないでください。そうすることで、心に余裕が生まれ、自分らしい選択ができるはずです。
三好:最近は「早く内定をもらうことが正解」といった空気もありますが、大切なのは、自分が納得できる就職先を見つけることです。そのためにも、自己分析や企業研究をしっかり行い、「ここで働きたい」と思える企業が明確になるまで、じっくり向き合ってほしいと思います。就活生の皆さんが、心から納得できる企業と出会えることを願っています。