仕事を知るWork Style

有澤 宏規

有澤 宏規

海上輸入の営業所にて営業デスクを1年経験し、その後は既存のお客様を中心に営業を担当しました。2005年9月に海外研修生として選抜され、シカゴの海上営業所にて海上業務の研修を行いました。2006年9月に名古屋の海上営業所に帰任し、海上輸入の営業として新規のお客様開拓を担当しました。シカゴでの研修後、いつかは駐在員として海外現地法人で働きたいと思っていましたが、その念願が叶い、2011年1月にLong Beach Sea Freight Branchに異動となり、海上輸送の営業担当をしています。

とある一日

とある一日のスケジュール

01.現在の仕事

アジアとのゲートポートであり、北米最大の海上コンテナの取扱量を誇るLos Angeles / Long Beach Portを抱える当地にて、海上輸送での輸出入を行っていらっしゃる既存のお客様のサポート、及び新規のお客様の開拓を担当しております。KWEグループは海上貨物取扱い物量拡大にグローバルで注力していますが、その為には、世界二大トレードレーンの一つであるアジア発北米向けの取扱い物量の拡大が欠かせません。ゲートポートに位置する営業所の一員として、KWEグループの取り扱い物量の拡大に対する責任と大きなやりがいを感じながら日々営業活動に取り組んでおります。

02.印象に残った仕事

カリフォルニア州南端サンディエゴと国境を挟んだメキシコ側の町、ティファナの工場から貨物を引き取り、国境を越えてアメリカ側のロングビーチ港経由でアジア向けに手配した海上輸出プロジェクトは印象に残っています。
毎回の出荷のコンテナ本数が多く、毎週数十本のコンテナの輸出手配を行いました。船会社やトラック会社と事前調整を入念に行った上で当案件に臨みましたが、実際の手配の際には、様々な事が起こりました。
まず、メキシコ・アメリカ双方で、トラックドライバーを準備する必要がありますが、コンテナ本数も多いことから、トラックドライバーが予定通りに確保できず、コンテナをロングビーチ港に予定通りに搬入できなかったり、搬入されたコンテナがロングビーチ港で積み残されてしまい、当初予定していた本船に搭載されなかったりといった事態です。
予定通りの本船にコンテナが搭載されなければ、着地にも予定通りにコンテナが届かない訳ですから、お客様にご迷惑をお掛けすることになります。
そういった不測の事態が起こる度に、胃が痛くなる思いをしましたが、日本のKWEの担当営業所や着地側のメキシコ法人から、船会社との交渉、お客様への対応において、強力にサポートを頂きながら、各事態に対してリカバリーをし、無事にプロジェクトを遂行する事ができました。お客様に満足して頂けるサービスを提供するという目標に向かって、海外法人も含めKWEが一体となったときの強さを実感しました。
また、1)起こり得る事態を事前に想定し、対策を考えておくこと、2)予期せぬ問題が起こった場合、どう対処できるかを迅速に取りまとめ、リカバリーすること、3)次回以降、同じような問題が起こらないように対策をたて、それを実行に移すこと、のサイクルを徹底することの重要性を痛感した印象に残るプロジェクトでした。

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03.仕事の厳しさを感じたエピソード

シカゴでの海外研修から帰国後、開設したばかりで既存のお客様がいない名古屋の海上営業所で営業担当になりました。既存のお客様がいないので、仕事は新規のお客様開拓のみでした。海外で研修もさせてもらったのだから、早く成果をあげてみせると意気込んでいましたが、なかなかお客様が獲得できず、日が経つにつれ、焦りばかりが募っていきました。
3ヵ月も過ぎた頃、上司も私が早く実績を上げることを待っていたはずですが、「すぐに実績がでなくても焦らず余裕を持って、半歩下がってお客様とお会いしてみたら」とアドバイスをして頂き、兎に角早く実績が欲しいという気持ちだけが先走り、お客様の話を十分に伺えておらず、独りよがりの提案しかできていなかった自分にハッとすると同時に、随分気持ちが楽になりました。その言葉に助けられ、心に余裕を持ってお客様とお会いするように心掛けると、お客様との会話も弾み、その会話の中からお客様のご要望等をうまく聞き出せるようになりました。名古屋へ着任してから半年後、初めてお客様にお取引を開始頂けた時には本当に嬉しく、ほっとしたのを今でもよく覚えています。

04.やりがいと魅力

国・地域、業種にかかわらず、輸出入を行っていらっしゃる企業であれば、KWEのお客様となり得るという裾野の広さと、KWEが国際物流企業として経済のグローバル化に貢献し、活躍できるチャンスが広がっている点でしょうか。競合他社との競争は更に厳しいものになっていくと思いますが、世界を舞台にKWEがGlobal Logistics Partnerとしての存在感を発揮し、今後も持続的に成長して行く為に、少しでも貢献できれば最高です。

05.日本との違い

KWEの仕事は、お客様のご状況・ご要望に合わせて、トラック会社、倉庫会社などのパートナー企業と協力・協働していく必要があります。お客様のご状況・ご要望を的確に把握し、それを基に各パートナーに指示を出し、全体をコーディネイトする役割が求められます。日本であれば、最初からお互いに同じような認識を持った上で話ができ、ある程度の情報のみでも、パートナーが阿吽の呼吸でそれを汲み取ってくれることもあるかと思いますが、多種多様なバックグランドを持つ人たちが集まるアメリカでは、そもそもの認識が違う場合も多く、コミュニケーションが不十分であると、簡単に予期せぬ事態に陥ります。その為、こちらの要望に対して、正しく、十分に理解がされているかの事前確認や、随時の状況確認等、コミュニケーションにはより注意と時間を掛けるようにしています。

06.KWEを選んだ理由

学生時代に海外を一人旅したり、トルコの学生との海外交流会に参加したりしていたので、海外と日常的に関わることのできる仕事をし、将来的には海外で働いてみたいと思っていました。海外拠点を沢山持ち、海外研修制度もあり、若いうちから海外で働けるチャンスがありそうであったことが、最初にKWEに興味を持ったきっかけでした。またKWEでは選考に参加する意志のある学生全員と面談をし、人との出会いを大切にしていることにも魅力を感じました。

学生の皆さんへ

インターネットからも沢山の情報を集める事が出来るかとは思いますが、少しでも興味を持った会社には、説明会等に足を運んで、その会社の雰囲気をご自身で感じて頂ければと思います。限られた時間の中で一つの会社を選ぶというのは、本当に難しいことだと思いますが、皆さんにとって納得のいく就職活動となることを祈念しております。