Project Story 03「砂漠の未来 -研究大学院プロジェクト-」

プロローグ サウジアラビアへの道

夏場は40度以上の日々が続く灼熱の国、そして世界最大の産油国として知られるサウジアラビア。石油国家からハイテク国家へのシフトを目指す国王指導の下、2006年より王立研究大学院プロジェクトが始動していた。ジッダから120km北東の漁村に1兆円もの資金をかけて大学院は建設されている。世界的ハイテク分野のリーダー育成を目的とした国家事業にKWEも参加。これはグローバルベースでの半導体製造装置の輸送・搬入実績が評価されたからだ。
2009年3月から1年間にわたり大学院で使用される研究装置・半導体製造装置(155機種)の輸送・搬入を行うのがKWEの役割である。サウジアラビアに輸送されるのが初めての装置ばかり。我々は、プロジェクトコントロール役のKWE/ベネルクス(本社アムステルダム)とKWE/日本で国際プロジェクトチームを結成し、準備に取り掛かった。

オランダ 2009年3月 KWE/ベネルクス

2009年3月、各種装置の出荷が開始された。 北米・欧州・アジアのメーカーから出荷される装置は時期も形状もバラバラであるため、欧州の物流センターとして機能しているアムステルダムにあるKWE/ベネルクス保管倉庫で一旦集約された。一定の温度と湿度、そして清潔さが装置の保管には求められる。KWE/べネルクスではテクニカルコンサルタントやメーカーエンジニアからの厳しい条件をクリアした倉庫を提供し、装置性能に問題を起こさないよう絶えず配慮し続けた。
集約された装置は大学院の工事進行に合わせて、ジッダ国際空港に順次発送できる体制をとり、準備を整えた。

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